弁護士費用というと,高額の着手金・報酬...
というイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
当事務所は,報酬をできるだけ低く抑える相談にも,
積極的に応じさせていただいておりますが,
それでも数十万円という着手金・報酬は安くはありません。
ただ,着手金・報酬よりも意外とかさむのが旅費・日当です。
一般の民事事件でも家事事件でも,裁判や調停の提起は,
相手方の居住地の裁判所で行うのが原則ですので,
たとえば,北千住で生活していた夫婦のうちの妻が,
夫のDVから逃れて広島市内の実家に逃げ帰った場合,
妻が行う離婚調停の申立先は東京家庭裁判所になります。
広島市の実家から相談に行きやすいのは広島の弁護士ですが,
広島の弁護士に離婚事件の処理を依頼したら大変です。
調停は,おおむね月に1回のペースで期日が入ります。
そして,初回で調停が終わるということはほとんどなく,
最低でも2~3回,平均で5~6回は期日が入ります。
そうすると,東京までの往復交通費が新幹線利用で約4万,
東京での宿泊費が1万5千円として,
毎期日5万5千円の出張旅費を支払う必要があります。
5回分なら27万5千円ですから,かなり重い負担です。
しかも,その弁護士がグリーン車を利用したり,
宿泊費が高いホテルを利用すればさらに負担が増えます。
さらに,これとは別に最低1日分の日当が発生します。
このように考えると,弁護士に事件を依頼するのであれば,
裁判や調停を起こす裁判所の近くの弁護士に依頼するのが
ベターということになります。
刑事事件でも似たような状況が生じます。
たとえば,多くの法律事務所が集中する虎ノ門から,
東京拘置所まで接見に行くとすれば,
虎ノ門から小菅までの運賃が往復780円,
それに事務所から片道で小一時間かかりますから,
接見時間も含めればほぼ半日を費やしますので,
半日分の日当を請求されるでしょう。
2週間の未決勾留期間中,2日に1回のペースで
7回接見し,その後公判段階で3回接見した場合,
日当を接見1回に月1万円まで下げてもらっても,
旅費・日当で11万円もかかってしまいます。
これに対し,北千住の法律事務所や当事務所であれば,
東京拘置所まですぐ近くですから,
旅費も少額か請求されない可能性が高くなりますし,
所要時間が短いので日当も少額になりやすいです。
ちなみに,当事務所は,東京拘置所での接見であれば,
原則旅費・日当は請求しておりません。
こんなことを言うと,東京地家裁の事件に関しては
まったく逆なのでは?と突っ込まれそうですが,
実は虎ノ門から霞が関までの片道交通費は170円,
南千住から霞が関までの片道交通費は200円です。
しかも南千住から有楽町までJRなら170円。
交通費の面での不利益はほとんどないのです。
当事務所では,裁判や調停をどこで提起するのかや,
どうやって弁護士を探せばよいかという点も含めて,
適切にアドバイスをさせていただいております。
修習地の新潟,過去に仕事をしていた広島の他,
同期弁護士や出身大学のネットワークを使い,
遠隔地の弁護士でも紹介が可能です。
相談料は初回60分無料,土日・夜間も相談対応。
まずは電話かメールでご連絡ください。